発行元 李栄薫・編著 .
エディションノート
教養の達人による日本史講義、中世はさらに面白い!
「宇宙の始まり」からスタートしたこの講義、著者が「一番好きな時代」と語る中世篇は、さらに刺激的に。院政はなぜ発生したのか? 武士とはそもそも何なのか? 幕府と将軍が登場、しかし建武の新政で朝廷が復権、北条政子、日野富子ら女性も割拠する──。複雑な人間関係、支配者の変遷も明快に解説します。
「ロックンローラーのような『バサラ大名』や海民の共和国を創った倭寇など、個性にあふれた逞しい日本人が育った時代でもありました。平清盛が本格的に輸入を始めた宋銭が流通し、わが国が初めて貨幣経済に目覚めて高度成長をスタートさせた時代でもあったのです。僕は日本の歴史の中では中世が一番好きです」
(本文より)
【目次より】
第1章 院政の始まり
第2章 平氏政権の実態
第3章 鎌倉幕府の虚実
第4章 モンゴル戦争と悪党
第5章 後醍醐天皇と足利兄弟
第6章 室町幕府の興隆
第7章 下克上の時代へ
第8章 天皇、公家そして武家(中世篇まとめ)
対談 出口治明×呉座勇一「中世を学べば現代がわかる」